日本中が建設ラッシュに沸いています。
2020年の東京五輪の関連工事は云うに及ばず、リニア中央新幹線、東京や横浜の大都市を巡る環状道路整備、羽田空港の国際線ターミナルビルの拡張、続いて今年2017年には高速道路の老朽化による大規模な工事が本格化します。
1964年の東京五輪を念頭に置いて建設された首都高速道路は、完成からすでに50数年が経過、経年劣化に伴う補修や補強、その上、恒常的な自然渋滞解消のための対策も必要です。
首都高速道路、NEXCO3社(東日本、中日本、西日本の3社)、阪神高速道路、名古屋高速道路の6社では高速道路の大規模計画を煮詰め、15年度からの約15年間に必要な更新事業費は総額4兆1450億円と試算しています。
さらに既成の橋梁を順次新設に切り替える橋梁工事が約1500か所もあり、1件当たりの契約額は平均約900億円の再構築事業となっています。
しかし、橋梁工事は橋の上を通る車両の重みに耐える「床版」の取り換え工事が別途必要で、1件当たり10億円程度ですが、1500か所となるとこの事業費だけで1兆5000億円に上ります。
また、取り換えられる床版は、当時のものに比べて重くなっており、その重みに耐えるために橋脚の補強や橋脚周辺の地盤改良工事なども発生するでしょう。
建設・インフラ関連は派手さこそありませんが、静かにジリジリといった展開が想定されます。
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