政府や企業へのサイバー攻撃対策に役立つ技量を競う国内最大のハッカー大会「SECCON(セクコン)」が盛んです。
昨年12月10〜11日に開催されたオンライン予選には世界99か国・地域から約4350人が参加し、大盛況となりました。大学生など若者が目立ちましたが、「ホワイトハッカー(正義のハッカー)」を育成するのが目的で、過去最大の規模でした。
その決勝が先月28〜29日に東京電機大学で開かれました。予選を勝ち抜いた世界9か国の24チームが2日間にわたって熱戦を繰り広げました。
競技には「クイズ型」の他、各チームがお互いのサーバーを攻撃したり、防御したりする「攻防戦型」があります。攻撃側の思考法を学ぶことで、先回りした防護策につながります。
大会が目指すのは、悪意を持った攻撃と戦う「正義のハッカー」の育成です。IT企業は人材発掘の場として注目しており、政府も企業もとにかく優秀な技術者に入社してもらい、さらに現場で育てる方針です。
セクコンは、米国やロシア、中国、台湾、韓国などでも盛んで、各国が技術レベルの向上に生かしています。
一方、日本ではサイバー攻撃に対応できる人材は特に不足しているとされますが、遅ればせながら政府は「正義のハッカー」の人材育成を急ぐ方針です。
熱戦の結果は1、2位とも韓国で、3位は中国、日本チームの最高は5位で、まだまだ課題は多いですが、セキュリティーの対策の強化は急務で非常に重要です。東京五輪に向けて社会の備えも強まるでしょう。
皆様方からの投資相談並びに入会受け付けを随時承っております。
当社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!