農業分野でIT(情報技術)などのハイテクノロジーを活用する「アグテック(AgTech)」の活用が進んでいます。アグリカルチャー(農業)とテクノロジー(技術)を掛け合わせた造語で、「農業IoT」とか「IT農業」、「スマート農業」とも呼ばれています。
日本の農業が背負う命題は少なくありませんが、逆に云うとそこに潜在的な需要があることが分かります。
農林水産省が5年に1度行う『2015年農林業センサス』の調査報告を見ると、2005年からの2015年までの10年間で、就農人口は335万人から209万人まで激減し、平均年齢も63.2歳から66.3歳に押し上げています。農林業に関わる就業者の減少と高齢化は切羽詰まった状況なのです。
政府の「農林水産業・地域の活力創造本部」は16年11月に農業競争力強化プログラムを決定しており、もう既に「アグテック推進」は、国策の一環なのです。
農林水産業者の経済的収益向上や省力化などを見据え、産学官が連携してITやロボット技術などを活用した合理的な技術開発を推進するとしております。
その一つが、トラクターなどの農業機械の自動走行や農機の運転アシスト装置などがあり、それのみか機器や農地に設置するセンサー、過去のデータなどビッグデータを分析して、“精密農業”を可能にする製品開発も進んでいます。
さらにアグテックは、収穫物の積み下ろしなどの力仕事を「アシストスーツ」によって容易にしたり、クラウド対応の管理システムなどにより、生産地と消費者をつなげるなど可能性はまさに無限大です。
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