経済のことわざでは「カネは天下の回りもの」というのもあります。
他人が使ったおカネでも、そのおカネが常に世の中を巡って、多くの人がその経済的リターンを享受します。
世の中の変化には常に順番があり、われわれ人間も順次、その恩恵を受けるということです。
景気も同様です。
すぐさま、企業業績が回復して個人所得が増えることはありません。まずは、景気に先行する経済指標に変化が表れます。
具体的には、受注の増加や在庫の減少です。景気の先行指標である株価もその一つです。ただ、その時点では多くの国民や企業にその恩恵はありません。月日が経ってから、増加した受注が生産増→売り上げ増となり、企業の業績が好転して、やっと給与などの収入も増えていくのです。
昨今、日本企業の業績拡大が続いています。大きな要因は、リーマン危機後も投資を継続し、「海外で稼ぐ力」を増強してきたことです。
さらに米国の好調、加えて円安に支えられ、利益水準が以前より格段に向上した企業が多く、企業業績は過去最高益を更新しています。
最初は一部の企業で始まったばかりの賃金上昇の動きは日本全体へ波及し、地方経済、中小企業も復活する、そのような流れが2018年後半に向けて顕著になってくるでしょう。
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