記録的な猛暑で、日本列島が熱く燃え上がっています。熱中症による救急車での搬送も急増しています。
実はこの熱中症は「自分は大丈夫」と自己を過信している人が症状に見舞われることが多いようです。夏の暑さをみくびってはいけません。
この「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」と考える心理作用を“正常性バイアス”と云います。今回の西日本豪雨で大勢の方が亡くなったのもこの心理が原因とされ、メディアで話題になっています。
人間の本能には災害や事故が起きても過分な不安を感じないよう、危険を過少評価する潜在意識があると云います。これが正常性バイアスです。
正常性バイアスは気持ちを落ち着かせるために重要ですが、災害や突発事故にはマイナスに作用します。水害を経験したことが無い人は警報が出ても「ウチに水が浸水することはないだろう」と能天気に考えて逃げようとしません。
避難するように云われても「大丈夫」と拒絶し、その結果、犠牲者の一人になってしまうのです。東日本大震災の津波で亡くなられた方もこうした心理があったとされています。
正常性バイアスで落命する人の多くが他人の意見を聞かない性格なのでしょう。経験したことがない規模の危険性をイメージできないのです。
災害も熱中症も「早めに対処しないと大変なことになる」と云うことを肝に銘じ、何か危険を感じたら素早い対応をするように心掛けて下さい。
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