連日、じめっとした暑い日が続いています。
総務省消防庁によると、昨年5〜9月の熱中症による救急搬送者は、5万2984人で、内48人が亡くなりました。搬送者の49%が65歳以上の高齢者でした。高齢者はのどの渇きや暑さを感じにくく、気づかないうちに脱水症になってしまうのです。
意外なのが、住居からの搬送が全体の37%と最も多く、炎天下の道路上や運動場、仕事場などを上回っております。
この時季、体調不良を感じたらまず、「脱水症」を疑うことが必須です。予防の基本は水分補給で、喉が渇く前に早め早めに水分を取ることが大切です。
そして、脱水症が疑われるときは、経口補水液が一番です。水分だけでなく、塩分、糖分、電解質をバランス良く補給できます。
但し、経口補水液は、通常の清涼飲料水よりナトリウムなどを多く含むので、一度に大量に飲まないことが大切です。また、高血圧や糖尿病など持病がある方は、事前にかかりつけのお医者さんに相談して下さい。
自宅内での脱水症予防には、温度計を置き、室温が28度以上になったら、気がねなしにエアコンや扇風機をつけて下さい。
外出時の服装も必須の要素です。帽子や日傘は云うに及ばず、開襟シャツなど、たらんとした服がお勧めです。また、外出中は冷房の効いたコンビニや本屋などクールスポットも活用するようにしましょう。
まだまだ暑さは続きそうですが、普段からこまめに水分補給をするなど、脱水予防を心がけて下さい。
弊社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!