薬局に足を運ばず処方薬を購入する仕組みの整備が進もうとしています。
「お薬は残さずに飲み切って下さい」「心臓の発作がでたら、すぐに服用して下さい」―調剤薬局でよく耳にする場面ですが、薬剤師がいるのはカウンターの中ではなく、「iPad」の画面の中です。
昨今、遠隔医療は少しずつ進歩しています。4月の制度改正で「オンライン診療」の項目が新設され、すでに利用が始まっています。最近では1000以上の医療機関がシステムを導入しています。
しかし、スマートフォンやタブレットを使うことが前提になっているのがネックです。利用者の大半は高齢者でビデオ会議のアプリを入れたり、個人情報の入力に手間取ったりして途中で断念してしまうといった声もあります。
米国ではネットで処方薬を購入することがすでに可能になっていますが、日本ではネットで購入できるのは大衆薬に限られ、解禁も2014年になってからです。
国内の医薬品の販売額(17年)は、処方薬が約10兆円、すでにネット通販が解禁された大衆薬が約1兆円。
処方薬は人命にかかわるだけに安全性の確保のための規制は不可欠ですが、オンライン服薬指導にとどまらず、ネット通販まで可能になれば、宅配会社や物流会社などにとって商機が広がります。
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