先のGW中に一から過去の株式の勉強をしてみました。まず、米国のダウ工業株30種平均の推移を調べて見ました。
19世紀末(1896年)のダウ平均は40ドルでしたが、それが今年初めには、2万6000ドルを超えました。120年あまりで650倍に変貌し、年率換算すると5.5%になります。
もう少し、短いスパーンで見ると、過去50年間(1968〜現在)でダウ平均は30倍になりました。年率換算では約7%であり、これが株式と云う富が生み出す基本的な利益率です。
ウォーレン・バッフェット氏が先日、「ダウ平均は100万ドルになる」と発言し話題になりましたが、正確には「ダウ平均は100万ドルになる、今後100年で」。です。
2万5000ドルが100万ドルになるには40倍になることです。年率7%の複利で元本が30倍になるには50年、40倍になるには55年掛かります。55年後の2073年にはダウ平均は今から40倍、すなわち100万ドルになっているでしょう。
ダウ平均が100万ドルになるなら、日経平均も100万円が想定内と云えます。日経平均は今年初めに2万4000円を回復しましたが、1989年12月末につけた史上最高値3万8915円の6割程度に留まっています。
1990年代からの「失われた20年」を経験し、ようやく日本株は上昇基調に回帰しました。2012年後半から6年近くにわたってダウ平均とほぼ同じ軌跡をたどっています。
これは株式という富が生み出す基本的な利益率を回復したと云えます。すなわち、ダウ平均が100万ドルになるなら、日経平均も100万円になるでしょう。ただし、55年後の2073年に…。
55年後、私は116歳になっていますが、このコーナーをご覧いただいている皆様方と共に長生きして一緒に日経平均100万円を祝いたいと存じます。
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