日本列島を猛暑が襲っています。
16〜22日の1週間に熱中症で緊急搬送された人が、47都道府県で2万2647人に上ったことが分かりました。亡くなられた方も65人で過去最多でした。
今年は全国的に梅雨明けが早く、都市部ではヒートアイランド現象もあり、この時期は気温が急に上昇します。体内の水分や塩分が失われ、体温の調整機能が働かなくなることが原因で熱中症にかかりやすいのです。
初期は、めまい、頭痛、吐き気などの症状ですが、重症になると、意識障害やけいれんが起こり、命にかかわるだけに早めの手当てが肝心です。
まず、兆候を感じたら、涼しい場所へ移動しましょう。安静を保ち、汗で奪われた水分や塩分を補給する必要があります。首やわきの下に保冷剤を当て、体を冷やすことも有効です。
特に高齢者は要注意です。老化により発汗機能が衰えるため、体温が上がりやすいのです。暑さやのどの渇きも感じにくくなっているので、のどが渇きを感じなくても、意識的に早めに水を飲むように心掛けたいですね。
また、体温の調整機能が未発達な乳幼児もリスクが高いのです。外出の際の帽子をかぶらせ、適度に休ませるなど、大人がそばで体調に気を配ることが大切です。
観測史上最高温度を各地で更新するなど、連日うだるような暑さが続いていますが、知恵と工夫で乗り切るしかありません。くれぐれも熱中症に注意して下さい。
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