日本の「花見」がインターナショナル的な人気になっています。弊社の近くにある浜町公園でもここ数年、訪日観光客のグループによる花見が盛んです。
花見と株式市場の関連を調べて見ると、興味深いことが分かりましたので、今日はそのお話をさせていただきます。
まず、過去の株価を見ると、満開の早かった年の春相場(2〜5月ころ)は上昇することは分かりました。
東京のデータになりますが、2001年以降で最も早い満開は、02年の3月21日です。次いで13年の3月22日、08年の3月27日と続きます。
それに日経平均の動きを、それぞれ3月(始値)と、5月(高値)の株価で比較したところ、02年は10.8%、13年は34.6%、08年は10.4%の上昇率でした。早い満開は株高に結びついているのです。
一方、遅い満開は4月6日でこの日は過去3回あって、日経平均はすべて下落しています。その下落率は05年が4.3%、11年が7.0%、12年が3.4%となっています。
花見の経済効果についても弊社なりに検証してみました。今年3月下旬から5月上旬までの1か月半で約6600億円との数字が出ました。
日本人の支出が約2550億円、訪日客が約620億円で、総支出額は3170億円に上ります。これに店舗従業員らの所得増加など2次波及効果を加えると、6600億円に達します。
なんと、東京スカイツリーの年間の経済効果が約830億円なので、その8倍にもなるのです。サクラが日本経済の救世主、今年も早い満開を願っています。
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