騰落レシオが40.12を記録いたしました。驚愕の域でありますが、さらにPBR0.8倍、VIX指数は83、リーマンショックのときが80、さらに期間下げ率はブラックマンデー以来の32%ですから、開いた口が塞がらないと同時に、不謹慎にも笑ってしまいます。
いくらコロナが見えない敵と言われても、この数字は現在の経済状況以上に、相当数を織り込んでいると思います。いわゆる株価の暴走は当欄でもたびたび指摘しているリスクパリティ運用、この運用をしているファンドがあまりの機械の暴走に危惧して機械のスイッチを切ったというお話を一昨日いたしましたが、これが今後の市場の流れに一石を投じそうです。
先週のSQ通過後ファンド系資金の物色対象に変化の芽が出てきているように思えます。先物中心の空中戦から現物市場でちょいと先を見た、値幅を狙う実弾が動いて来ております。
三月九日を天井にNT倍率が急低下してきております。14.182から13.411へと一年ぶりと平均株価だけではなく、この倍率も急落です。ちなみにNT倍率は高ければ高いほど日系225の値嵩株中心で下がってくるとトピックス中心、いわゆる個人投資家好みの相場展開を意味します。
昨日の相場展開も日系225の値嵩株は早々と16日の安値を切りましたが、小型株は安値を割らず踏ん張りました。朝からの各値動きを見ていると、このあたりがどうも気になります。
大手をふるってリスクを取れる相場とは言えませんが、業績、切り口両面でキラリと光る中堅どころの銘柄にはどうもキナ臭い手口が見られます。この道四十二年の感というやつかもしれませんが…?
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