米国のFOMC前の異例の1%の利下げを受け、日銀もこちらも金額的にサプライズな12兆円のETF買い。両方とも利幅、額ともにびっくりしました。
株式市場にとってはかなりの援護射撃でありますが、相変わらず腰の定まらない短期売買とこれまた波乱要因のリスクパリティ運用が動き、結局昨日も株安となりました。
株式市場は何が起こるかわかりませんが、野村證券の高田将成氏は、今回の下落を(難しいことは省きますが)1900年以降統計学を駆使して計算したところ「1600億年に一度」だったそうです。
確かに全く今までの経験則が通用しない相場展開であり、先物主導の空中戦で現物市場はアルゴリズムのおかげで真空状態となり、リスクをおとすため、やむなくコンピューターのスイッチを切ったファンドも多かったと氏は語っておられます。
良かれと思い、各ファンドはこのプログラム売買を考案したと思われますが、これでは本末転倒もいいところです。
米国市場では市場の波乱要因として規制の対象となってきておりますが、日本では金融庁も今一つ遅れております。貯蓄から投資へとの政策を上げるなら、投資家保護の観点からこの不公平極まりないシステムに早めにメスを入れるべきと考えるのは私どもだけでしょうか…。
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