カレンダー

<   2021年2月   >
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            

アーカイブ

“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

実態を映さない日経平均、伸びない時価総額。

  

 東京市場の時価総額は1980年代後半には世界のベストテンに6社も入っていましたが、今ではトヨタが辛うじて25位に入る程度で、著しく世界に後れをとっていることは先日お話いたしました。今では米国のGAFAと言われる4社で日本の時価総額を担保してしまう凋落ぶりであります。

 

 その日本の時価総額もここのところの日経平均の上昇で大分増えたのではないかと予想されますが、その中身たるや少々歪んだ形が見えてまいります。2018年初頭から2020年のコロナショック前までの2年強の間は、日経平均もほとんど横ばいの状況ですから、20181月に24000円に乗せた時の一部市場の時価総額は416兆円で、その後多少の増減があるものの2年ほど続きます。

 

 その後日経平均はコロナショックを乗り越え、2021215日に見事3万円に乗せ25%の上昇を演じますが、時価総額は同434兆円と僅か4%しか増えておりません。

 

 いかに歪んでいるか、これば市場全般が上昇しているのではなく、ファストリ、SBG,東京エレク、キーエンス、ファナック、エムスリー、等の日経寄与率の高い値嵩株一握りのみで、他の銘柄を置き去りにして指数売買に勤しんだ形が浮き彫りであります。

 

 東京市場の値嵩株といえども、こんな指数売買に高株価に胡坐を掻いてとすれば、GAFAのような成長企業の後塵を拝する立場は一生変わらないと思われます。

 

 話が横にそれましたが、昨日の日経平均もファストリ一社の上昇で、指数を意識した買いが入っておりましたが、明らかに他の値嵩株が追随できず実態は日経平均以上の下げと思われます。

 

 ただ、ここからが個人投資家の活躍の場と思われます。一部、JASDAQ、マザーズ問わず、個別銘柄に資金が流れ始めております。日経平均の調整モードの動きでも、個別の活躍株が俄然出てきそうであります。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。