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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

ゲームストップ株の行方、続報。

 

 米国ゲームストップ株の凄まじい株価の動きは昨日報告いたしましたが、このロビンフッターという個人投資家のグループ(別に仕手筋ではありませんが、SNSを通じた一集団と申しておきます)はミレニアル世代と言われる、20代半ばから30代半ばぐらいの世代が中心になっております。

 

 なぜゲームストップ株に集まったかは、まず空売り残高が多かったからと、もう一つはこの世代の人はゲームストップが提供するオンラインゲームで遊んだというゲーマーが多く愛着もあったそうです。

 

 レディットというSNS上の掲示板で情報交換し、名だたるヘッジファンドに仕手戦を仕掛けており、その数200万人だそうです。今回、各ヘッジファンドがどのくらい損失を出したか、各々報告はされておりませんが、その中でも大手ヘッジファンドのメルビン・キャピタルは53%の資金を失い、運用資金は80憶ドルまで減らしたそうです。

 

 ヘッジファンドは兆円単位の資金を有しているのは一握りで、ほとんどは日本円にして100憶円から500憶円ぐらいが70%を占めます。レディット利用者が100万円ずつ投資したら、それだけで2兆円ですから、旗振り役の元で意思の統一ができたら、それは今回のように恐ろしいことになります。

 

 いろいろ波紋を広げた今回の騒動、規制当局SECはどう判断をするのでしょうか。株価操作として取り締まるのか。株価操作とは少数に関係者で株価を動かす集中的取り組みとされてある以上、SNS上の掲示板を取り締まるとすると、今回でも200万人が参加しております。

 

 法的な取り締まりは難しいでしょう。かといって今回の暴力的な乱高下は看過もできませんし。私見ですが、一日で株価1/4は異常ですから、日本のように値幅制限を設ければ多少は違うのでは。売りも買いも当日は頭が熱くなっておりますので、多少なりとも冷静になる時間を提供してくれると思いますが。

 

 

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