ゲームストップ株の動向に右往左往した一週間が終わり、騒動も一段落。東京市場の日経平均はじめ各指数はあっという間に戻り、30年ぶりの高値更新も目の前という状況であります。
日頃からお話しさせていただいている弊社のお客様は「いい調整、良い押し目やな。」(別に関西弁が多いわけではありませんが)との認識をされる投資家が多かったですが、またメンバー以外の投資家の方からの投資相談もこの時期は結構いただきました。
この相場に乗れていない方は、「ほれ見ろ、下げの始まりだ!」と訴えかける方が実に多かったことには驚愕いたしました。東京市場の空売りの多さはこれなんだ、と合点がいきました。
今回の相場は異次元なんです。今まで経験したことのない低金利で、桁違いのお金が動いているんです。と、その都度丁寧にご説明いたしましたが、今回ばかしは、何十年という相場経験がその理解を邪魔しているようです。
更に、今回は米国市場よりも東京市場の方が元気がいいようです。特に少々分岐点と思われるのは、日経平均よりもTOPIXの動きがいいのが好循環を感じます。日経平均ばかりに偏重していた相場が物色対象を広げてきた証左と思われます。
また、ワクチン効果が期待されておりますが、いよいよ日本も本格的にワクチンチームが動き出し、以前と比較すると菅政権の本気度が伝わるようになってまいり、若葉マークの総理大臣も一皮剥けてきたようです。
決算真っ盛りゆえ、小型株の決算発表は怖いとの指摘をいただきますが、散々上昇してきた値嵩株は好決算を発表して調整入り、散々整理した小型株は決算発表であく抜け、このパターンは過去にも何度も経験してまいりました。
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