昨年から上場の見込みがない未公開株の購入を勧誘する新手の手口が増えております。未公開株の詐欺被害は、04?06年ごろに業者が直接販売する形態で多発しましたが、詐欺事件として首謀者が逮捕されたり、金融商品取引法などで未登録の違法業者が摘発されたりして収束しました。
ところが、最近は摘発を逃れるため、自社株を売る『株式公開準備室』を名乗って販売するような手口になっております。
そのやり方は、未上場A社の公開準備室を名乗り、例えば「当社はIT関連の企業で上場間近」などとして、株主を募集するパンフレットを見込み客に大量に発送します。
すると、今度は全く別の会社を装ったB社が「A社株をお持ちなら当社が高値で買います」と、また「株数が多いほどより高く買い取ります」などとダイレクトメールや電話で勧誘してきます。この時点で、「A社は有望で上場前でも高値で買い取ってもらえる」と、思い込んでしまいA社を購入してB社に買い取りを依頼すると、買い取りを拒否したり、連絡が取れなくなってしまうというものです。
こういう輩は、振り込め詐欺グループとの接点も指摘されており、違法行為の可能性が高いので十分にご注意下さい。
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