中央アジアのウズベキスタンに、日本人が建設に携わり、1947年に完成した「ナボリ劇場」があります。1966年の大地震では周りの建物が倒壊したにも係わらず、この劇場だけが倒壊せず、日本の技術力の高さが称賛されています。
この劇場に向かって左側の壁に「極東から移送された日本国民が、劇場の建設に参加し、完成に貢献した」と記されています。
「日本国民」とは戦後、同国に抑留された捕虜のことで、以前は「日本人捕虜」と書かれていましたが、カリモフ大統領が「日本と戦争をしたことはない」という理由で書き換えさせたのです。
幼少時のカリモフ大統領は、母親から「日本の兵隊はロシアの兵隊が見ていなくても良く働く。大きくなったら、人が見なくても働く人間になりなさい」と云われたそうです。日本人の勤勉さは今も語り継がれています。
91年に旧ソ連から独立したウズベキスタンなど中央アジア5か国は「日本を触媒にした地域協力」を合言葉に経済発展を目指しています。「勤勉な先人のおかげで親日国」となった、この5か国との関係強化は、アベノミクスの第3の矢(成長戦略)にも重要になってくるもので、今後の取り組みにも注目です。
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