日本株の世界的な出遅れ感が強まっております。
日経平均株価は先週、約1か月ぶりに1万5000円の大台を回復する場面があったものの、週間では小幅の下落となっております。
昨年末比の騰落率は10%ほどのマイナスで、主要各国の株価指数の中でも低迷ぶりが際立っております。日銀による追加緩和期待が後退したことが主な要因でしょう。
しかし、世界全体で見ると投資マネーは株式に回帰し始めていると見られ、世界の株式の動きを示すMSCI世界株指数(ドルベース)は先週末時点で408強と昨年末水準をほぼ回復してきました。
戻りが強いのが欧州で、イタリア、スイス、フランスなどはすでにプラス圏にあり、米国も昨年末まであと2%弱の水準です。新興国もやや落ち着きを取り戻しており、インドネシアや南アフリカなどは大幅なプラスとなっております。
一方、日本は新興国の混乱や、昨今のウクライナの政情不安も加わり、「有事の円買い」を警戒し、様子見の展開となっております。ただ、米景気指標の改善などで円安が進み、日経平均が明確に1万5000円を超えてくるようですと、上昇ムードが一気に強まってくるでしょう。
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