今後の相場を予想する上で、エレクトロニクス産業での3大潮流は重要なポイントになります。
(1)あらゆるモノがインターネットにつながるIoT分野のさらなる成長、(2)人工知能(AI)チップの開発の加速、(3)新メモリー時代の到来です。
まずIoTが成長する背景は「人口増加」「高齢化」「都市化」など、先進国から新興国まで世界各国が抱える課題を解決するための手段として活用されるためです。
これまでエレクトロニクス市場を牽引してきたPC、スマホ、デジタル家電は、生活の利便性や仕事の生産性の向上を支えてきましたが、「エネルギー」をただ単に「利便性」に変換する道具でした。
しかし、IoT技術は既存の機器同士がつながることで新たなサービスを生み出し、省エネルギーを前提とした効率的な社会の基盤になり得ます。
AIチップの開発が急がれている背景にもエネルギー問題があります。世界で使われているコンピューターは、「イノマン型」と呼ばれる構造で、この装置が伝送できるデータ量には限界があり、飽和状態になれば抑えられてしまいます。
そこで登場するのがAIチップです。人間の脳と同じ処理ができるAIチップの開発が加速しており、多くの大学や米メーカーが参入しています。
当然、さらなるスピードアップが求められ、次世代の新メモリーが必要になってきます。次世代メモリーは複数のタイプがありますが、その中で注目されているのが「FeFET」という技術を使ったフラッシュメモリーです。
この技術が応用できれば、従来のNAND型フラッシュよりも書き換え可能回数が飛躍的に伸びるだけでなく、さらなる微細化技術を活用した高密度・大容量のメモリーの開発につながるのです。
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