人体の特徴を機械で読み取り本人かどうかを確認する「生体認証」が注目されています。顔や声、指紋、指の静脈などの情報を事前に登録し、決済サービスなどの利用時に照合します。
暗証番号やパスワードのように忘れる心配はなく、偽造されるリスクが小さいのが特徴です。個人の利便性が高まる他、企業のセキュリティー強化の狙いもあって使える場面が広がっています。
銀行のATMでは指や手のひらをかざす静脈認証が普及しており、また顔認証では、カメラで撮影した目鼻や口などの位置関係から本人を識別しています。世界中の空港で導入が進むほか、大阪市のUSJでも採用されています。年間パスポートの所有者が入場する際、顔写真の登録をしておけば、「顔パス」で通過できます。
生体認証を使う製品・システムの市場規模は2017年までの5年間で約1.4倍に拡大するとの試算もあり、手軽で精度の高い認証技術の発達が生体認証市場の拡大を支えます。
日本の生体認証技術は世界的にも認められており、これから益々開発に拍車が掛かってくるでしょう。
株式市場でも生体認証関連は注目です。
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