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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

内閣府の景気動向指数を...

 

景気が良くなる、または悪くなるというのはよく聞く言葉ですが、毎日のニュースなどから何となく使われているように感じます。

 

しかし、実際には生産、販売、雇用など景気を映し出す経済活動の指標を集めて指数にした「景気動向指数」の数字の面からの判断です。

 

この景気動向指数は、大きく分けて3つの指数に大別されます。景気の動きに対して同時に動く「一致指数」のほか、数か月程度早く動く「先行指数」、逆に数か月遅れて動く「遅行指数」の3つのです。

 

例えば、株式の上昇は、先々の景気が良くなりそうという予測のもとで買われます。また、景気が良くなり始めると企業は雇用を増やすため、「新規求人数」が増えます。このように、株価や新規求人数は景気に先行する指標で、これを先行指数と云います。先行指数がプラスなら景気は良くなりそう、マイナスであれば悪くなりそうという予測ができます。

 

景気の動きと同じように動く指数もあります。例えば、景気が良くなっていれば、企業同士の取引が活発になり、会社でも受注が増えれば時間外労働が増加します。そのため、卸売業の販売額や耐久消費財の出荷は景気の動きに合わせて上下します。このように耐久消費財の出荷額や会社員の時間外労働は景気の動きと一致することから、一致指数と云います。一致指数がプラスなら今の景気は良い、マイナスなら悪いとなります。

 

景気の動きを後追いして動く数字としては、完全失業率があります。景気が悪くなってもすぐに失業者が増えることはなく、仕事が減って徐々に失業と云うのが一般的です。景気悪化で収入もじりじり下がり、その結果、家計も節約に努め、家計の消費が景気の悪化を後追いする数字で、遅行指数と云います。遅行指数がプラスであればまだ好景気が続いている、マイナスなら景気の悪化が始まったということが分かります。

 

内閣府のHPを見ると、毎月の景気動向指数(速報・改定値)で、「改善」「足踏み」「局面変化」「悪化」「下げ止まり」の予測に役立ちますので、一度ご覧になってみては如何ですか。

 

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