米国ではFOMC前にパウエル議長が辞任するのではというニュースが流れマーケットは一時荒れましたが、早々に具体的根拠も示されないデマであることは判明しました。まあ、敏感になるのもそれだけFRB議長人事は現在注目材料だからでしょう。
どうやら後任として本命視されているのが米国家経済会議のハセット委員長であり、既に彼は「仮に私がFRB議長であれば迷わず利下げする」と発言しており、トランプ大統領とは馬が合いそうです。
辞任説が消えた以上、パウエル議長の下今回のFOMCを迎えますが、トランプ大統領からは相変わらず愚図だののろまだのと罵られているパウエル議長が、やけくそに愚直となり、頑なに利下げを拒む構図だけは勘弁してもらいたいところであります。
民間のADP 雇用統計ともう一つの経済指標であるISMの非製造業景況感指数が最終的な判断材料となりそうです。
AIにバブル懸念が囁かれますが、直近押され気味のオープンAIに変わってアルファベット勢が勢いを増しております。調整中のエヌビディア勢を横目にアルファベット、アップルは新高値に変われておりますが、更に下げのきついパランティア・テクノロジーにしても本丸エヌビディアにしてもバブルなどではなく、健全な調整の範囲でしょう。
万人がバブルだと心配しているうちはバブルだとは思えません。再び何処かで息を吹き返すものと思われます。
米国ハイテク銘柄の上昇、半導体(SOX)指数の上昇から東京市場でも東京エレク、アドバンテスト、ソフトバンクの日経寄与度の高い値嵩株3銘柄で日経平均を600円以上上げておりますので、相変わらず日経平均は横目で、物色は個別でという展開です。
今週仕込みは年内一回転目標で臨みたいところであります。
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