北海道を中心とした5月の猛暑とは裏腹に今年の夏は「冷夏」予想となっています。冷夏の主たる要因は天候異変をもたらす「エルニーニョ現象」で、このエルニーニョ現象は昨秋から始まっており、夏以降まで終わらないようです。
実は、このエルニーニョ現象は冷夏を招くだけでなく、台風の発生や台風の通るルートに影響を及ぼすそうです。
気象庁によると、エルニーニョ現象が起こっている7〜9月は例年より台風の発生が少なくなる傾向があり、そのため9〜10月以降に台風が集中することが予想されます。
例えば、前回2014年夏に発生したエルニーニョ現象は16年晩春に終結しましたが、16年の8月以降に3つの台風が北海道に上陸し、大きな被害をもたらしたことは未だ記憶に新しいことです。
日本列島が冷夏になると、夏の高気圧の勢いが弱まります。一般的に、夏の高気圧は台風を日本列島に近寄らせないのですが、冷夏になると台風は普段は通れないコースをすり抜けてしまいます。
台風が北海道や東北地方に上陸することはめったにないことですが、16年はこう云った理由で、3つもの台風が上陸してしまったのです。
冷夏は仕方ないとしても、今年も9〜10月以降に発生した台風が、予測不能なコースを通って、日本列島に大きな被害をもたらさないことを祈るだけです。
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