2024年度上期に発行される新1万円札の肖像画に近代日本経済の礎を築いた実業家・渋沢栄一氏に決まりました。
渋沢氏は日本郵船やキリンビールなど約500社の設立や運営に取り組んだ財界人で「日本の資本主義の父」と呼ばれた人物です。
新紙幣のデザイン発表に伴い、1万円札に起用される渋沢氏の著作を始め、小説や伝記などが増刷されるなど関心が高まっています。
「経済と道徳とは調和しなければならないのだ」―『現代語訳 論語と算盤』(ちくま新書)は、渋沢氏の演説の中身を分かりやすく現代風に訳した本で、渋沢氏の経営理念の手引き書にお勧めです。
その昔、官僚として働いていた頃の経験を例に挙げ、丁寧に教えてくれるので、読後、渋沢氏に親近感が湧いてきました。
渋沢氏の金言を収集した『渋沢百訓』も同氏が愛読した「論語」の精神を踏まえた人生訓が充満しています。経営のことだけでなく、「人生観」「企業家の心得」など、話題になっている事柄ごとに集約されている人生の“アンチョコ”のような優れものです。
渋沢氏の言葉には経営や能力開発、意識改革、帝王学の教えなど、高度社会への様々な手掛かりが内在しています。
渋沢氏の著作ばかりでなく、渋沢氏を著述した小説や伝記、渋沢氏が関わった企業や年表など一度、お読みになってみては如何ですか。これからの人生に大いに参考になると思います。
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