東京市場は大発会の乱高下から、昨日も続落し米国市場の下落も手伝い、指数だけ見ると嫌な幕開けのようですが、個別の材料を物色する相場展開となっており、現状は225の値嵩株でも二極化が鮮明に現れております。
感染者拡大も伝わり日経平均は2日続落でありますが、コロナ禍でも利益を稼げる銘柄は値を上げており、昨年末のような日経225のトップ5銘柄で日経平均を動かしてしまう指数売買から離れ、値嵩、低位問わず、材料が物色資金を集める材料株相場へと転換して来ております。
ただ、目先は国内の緊急事態宣言、米国ジョージア州の上院決戦投票があることから逃げ足の速いさほど大きくない資金も横行しているので、腰の入ったファンド系資金が実弾で買っている銘柄と、はっきりと区別し見極めて行かなければなりません。
昨年11月以降外人投資家は12月まで、1年8ヶ月ぶりの大幅買い越しを記録しました。12月をSQでも逃げることなく、その資金は東京市場で滞留しております。それに引き換え個人投資家は11月からその分そっくり売り越しております。
日経平均を売買する「日経レバレッジ」の空売りは相変わらず逆日歩が付き続けておりますし、更に、日経平均が下がると倍の値上がりをする「日経ダブルインバース」の買い残は歴史的水準まで積み上がっております。
この買い残は、現状総ヤラレな訳ですから、株価チャートを見て単純に高いから、安いからではなく、冷静に数字から需給を考えれば結果は見えてくるのではないでしょうか。
昨年、「日経レバレッジ」に史上稀な逆日歩が150円付きました。この欄でも取り上げましたが、「年率に換算すると金利240%の相当し、質の悪い闇金融だってこんな利息取りませんよ」とし、それを起点に「日経レバッジ」は外人投資家に仕掛けられ、総踏み上げとなったのは未だ記憶に新しいところです。
年初につき、アナリストの株価予想も百花繚乱でありますが、買いの媒体、売りの媒体、ありますが、嘘をつかない数字をしっかり把握してまいりましょう。ピンポイント、ファンド資金仕込み銘柄に照準を合わせてまいります!
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