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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

国策に売り無し!

  

 先日、筆者の40年来の友人(にしていただいてる)というよりも、先輩、更には師匠の部類に入る知人で、某大手証券の執行役員として仕事をしている方と、遅れた年明けのご挨拶かたがた話す機会がありました。

 

 この方は筆者よりも5歳年上で、ひょんなことから出身大学のゼミ関係の知り合いの知り合いみたいなところから交友が生まれ、株式の手解きから、当時の仕手筋情報から、色々な証券界の裏表を教わりました。

 

 ご本人はもともとその大手証券の法人営業の第一線で、20年ほどバリバリのトップで活躍され、現在も執行役員として指示を出しておりますが、とにかく機を見るのが正確で、敏な行動が伴います。

 

 半年ぶりの会話は相場以外ないのですが、その方も今の相場に対しては、目先の多少の波乱があっても相当強気な見方をしておりました。

 

 今の国策って何だと思う?と訊かれ、筆者はコロナ、カーボンゼロ、少子化対策、等を挙げましたが、それは所詮枝葉末節かもしれない。100年に一度の現在の危機に遭遇している現状で、唯一無二の国策は株高だよ、と言われ…腑に落ちました。

 

 そこのところが腑に落ちていないから、ちょっとした株の上昇で日経レバのカラ売り、日経ダブルインバースの買い残なんかがとんでもない水準まで膨れ上がってしまっている。しかもある程度経験を積んだ投資家ほどその傾向が強いようです。

 

 2008年のリーマンショックは、クレジットバブルの崩壊から金融機関のバランスシートが大きく傷ついた経済低迷で立ち直りに時間がかかりましたが、今回はコロナ対応で強制的に経済を止めているのであって、金融機関は健全です。

 

 確かに過去の経験則が通用しない異次元の相場になっているようですが、ワクチン接種が始まり効果が期待できることと、異次元の金融政策対応から、どんなベテラン投資家よりも、物知りな相場が一番正直でしょう。