新型コロナウィルスの蔓延は、各分野で二極化を招いてしまいました。
株式市場もその典型で、コロナウィルスによる経済の停滞は正に未曾有の経済危機の渦中にあり、大方の企業は厳しい状況を強いられておりますが、このコロナ禍でも最高益を上げられる一握りの企業により、日経平均は1990年以来の高値水準にあります。
株式市場の二極化はそのまま金融資産を持つ人と待たざる人の二極化を招き、偏見や憎悪の温床にもなると警戒されます。
また、今回一都三県に再び緊急事態宣言が発動される模様で、飲食業界は踏んだり蹴ったりの状況ですが、そんな中でもこのコロナ禍をうまく利用に、店舗で飲食を提供するだけでなく、デリバリー、テイクアウト等を上手く組み合わせて、言うなれば店舗DXで、逆に売上を伸ばしている強者も現れ、ここにも明らかな二極化が見られます。
上手くやっているところ、やれていないところ、必然的に格差が生まれてしまっております。
米著名投資家のレイ・ダリオ氏はこの格差の警笛を鳴らす1人で、CNNのインタビューで「景気悪化と同時に進む富の格差は衝突や脆弱性を招く」と中期的リスク要因と捉えているようであります。
いくら先を織り込む株式市場でも、現状の実体経済からは少々乖離しているのが実情のようです。将来実体経済が株式市場に追いつくか、株式市場が実体経済を迎えに行くかはわかりませんが、「株式市場は需給がすべて!」です。
米国が2023年まで金融緩和を続ければ、二極化で格差の懸念があっても、綺麗ごと抜きに株式市場は走ります。
実際に、これだけ化石燃料からカーボンゼロが世界のテーマとなっている現状でも、化石燃料の原油が大きく上昇しております。サウジ、ロシア云々の材料ではなく、まさしく理屈抜きの運用益狙いであります。
細かい上げ下げは付き物ですが、投資家であれば、上がるものには絶対に乗らなければなりません。
二極化の勝ち組になるために!
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