昨年末の米国市場の新高値を受けての東京市場の大発会、期待値は大きく、寄り付きこそご祝儀らしき買いも入り、100円強上げてスタートいたしましたが、年末年始の一都三県の感染者急増を受けての緊急事態宣言発動か、のニュースから瞬く間に400円強の下げへと転じました。
ただ、一都三県に絞った宣言となりそうで、傍ら経済は全面的にはストップさせない政府の姿勢が改めて示された模様であります。
相場とは、必ず懸念材料の一つや二つ横に置きながら懐疑の壁を上るのが理想的であると筆者は考えます。ましてや現在のような超金融緩和の状態であれば尚更で、懸念材料があるからこの相場に乗れない投資家が存在します。
みんなが安心して、みんなが儲かる相場などございません。目先の懸念材料は大いに結構、相場のメカニズムを理解できる人は儲かります。
さて、昨日の相場は筆者が昨年から来年1月半ばと申し上げていた分岐点が少々早めに見え隠れしておりました。日経225のトップ5銘柄による歪んだ相場形成が変わり始めたと思われ、日経平均はお休みしても個別銘柄が各波動を描く、楽しみな相場展開となりそうです。
ただ、そうはなっても二極化相場は変りませんね。上がる銘柄には資金が集中して行くことに変化はございませんし、動かない物は梃子でも動かない。
更に、テーマ株物色も変わりません。環境、DX関連はどこでも言われている通り世界のテーマであり、結構先の永いテーマですが、ここでは、もう少し手前のテーマも把握しておかなければなりません。昨日の菅総理の会見にも取り上げられておりましたが…。
日本にとっては喫緊の課題であります。
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