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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

東京市場の年末に向けての動きが楽しみになってまいりました。

  

 欧米市場に出遅れている東京市場も大分温まってきております。総選挙で無事政権与党が議席を確保したことから、今週の注目点は海外の重要イベントと申し上げてまいりましたが、ISM製造業指数も良好、FOMCも予定通りのテーパリング開始で既に織り込み済み、更にパウエルFRB議長が記者会見で、早期の利上げには変わらず否定的な見解を示したことで米国市場は堅調を維持しております。

 

 更にOPECプラス会合については、原稿を書いている日本時間午後9時現在新しいニュースは入っておりませんが、中国がガソリンの備蓄を放出するなどの情報も流れ、原油先物価格は久々の大幅安で80ドルを割れております。米国だけでなく、欧州でも生産者物価指数が予想以上に上昇しており、ことらもエネルギー価格の高騰が最大の要因で、先進国からの増産要請は日に日に増しております。

 

 OPECサイドは現状の原油供給は十分と判断しており、毎月、日量40万バレルずつ増やす今の計画のままを維持するものと思われ、WTI価格80ドル台で高止まりかと存じます。

 

 週末の雇用統計は、その前に民間のADP雇用統計は予想以上の57万人と発表され、週末の雇用統計に弾みがつきそうです。イベントをそつなくこなす米国市場は、好調な企業業績を背景にまだまだ伸ばしそうな勢いです。

 

 日本は燃料の純輸入国ですが、アベノミクスから株高が始まった20122013年、原油は100ドルを超えておりました。それを考慮すれば現状の80ドル台でも現状の企業体力、業績があれば難なく消化し、出遅れ修正の株高に進めると思われます。

 

 加えてこれから佳境に入る企業業績であります。政治が安定し、海外要因も落ち着いてくれば自ずと景気敏感市場である日本は、米国市場を追いかけると思われ、今週組閣、来週は岸田政権の重点政策が現わされ、決算発表も終わることから11月中には3万円到達と思われます。

 

 更に良好な決算内容が確認されると、国内の機関投資家の動きが変わりますので、12月には31000円から2000円と考えております。乞うご期待。

 

 

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