福島原発の事故で、東日本の広い範囲で平常時を上回る強い放射線量が観測されています。放射線を大量に浴びると、ガンになるのではと、不安が広まっております。
しかし、世界にはもっと大量の放射線を浴びながら生活をしている地域もあるのです。
イランのラムサールやインドのケララ、ブラジルのガラパリなどの地域では、ラドンなどの放射性物質の影響を受けている“高放射線地帯”として有名です。
例えば、ラムサール地方は、年間の放射線量が100ミリシーベルトで、事故前の日本の平均値の100倍もあります。だからといって、ラムサール地方がガンの多発地帯という統計はなくガンの発症率は諸外国と同程度なのです。
一度に100ミリシーベルトの放射線を浴びれば、白血球の検査数値が一時的に減少するなど人体に影響が出ますが、少しずつの放射線が蓄積されて年間100ミリシーベルトになっても、ガンの発症率が上がるわけではなさそうです。
風評被害で放射性物質が基準値以下の地区の野菜も売れないなんて、異常としか云えません。見えない放射線に過剰にビクビクせず、普通に生活することも大事ではないでしょうか。
世間は、「無駄をしないように」或いは「節約を」と呼びかけておりますが、自粛ばかりでは復興も儘なりませんし、経済が停滞してしまいます。被災者のために普通に生活をすることも日本復興では必要なことではないでしょうか!
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