東日本大震災後の1カ月間で外国人投資家の日本株買い越し額が1兆6000億円を突破したことが先日、分かりました。震災後の株価急落の際、日本株の割安感に着目した買いが入り、大底圏を拾った形になっております。
一方、個人投資家や銀行などはその間、追加保証金の発生等による担保割れの影響もあり、大幅な売り越しとなりました。
日経平均株価は福島第一原発の事故を受けて3月15日に一時8227円まで急落しました。海外株と比べて株価の割安感が一気に高まり、これまで日本株を買わなかった外国人投資家までも、大量の買い注文を入れたようです。
外国人の買いはその後も続き、週間ベースでも24週連続の買い越しとなっております。これは、外国人投資家が日本の先行きを予想以上に楽観視しており、現在を絶好の投資機会と見ているからに他なりません。
被災後の見通しがいまだに不透明とは云っても、非伝統的な政策対応が世界の主流となる中で、刻一刻と夜明けに向かって時計の針が進んでいることもまた確かです。
株価も相場も先見性があり、いつまでも現状に留まっておりません。僅かでも新しい息吹を感じると、あれよあれよと動き出します。大事なことはその“初動”を逃がさないことです。今は、個人投資家にとっては未曾有のチャンスと云えるでしょう。
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