今、市場関係者の間でひそかに注目されている事実があります。それは、信用取引の売り残が10数年ぶりの低水準まで大幅に減少していることです。
8月以降、3市場合計の制度信用取引の売り残は5160億円で、これは約12年ぶりの低水準です。株が売りに売りつくされて、大底を打ったときに起きる状況なのです。
過去の例ですと、1998年に長銀や日債銀が破綻して信用売り残が4000億円まで急減した後、日経平均は1999年以降、12000円台から20800円台まで大相場を演じてITバブルが起こったのです。
政府・日銀が円高を抑えるため、為替介入を行い、さらに日銀が震災復興向け国債の直接引き受けを行えば、その額が10兆円程度でも、日本に復興バブルが起こる可能性は大です。ここは、バブルの再来に期待をしたいですね。
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