年初から弱含みの相場展開となっておりますが、今後の相場展開を予想すると、2つの経験則がぶつかり合います。
強気派は「企業業績が当初の予想から上方修正される年は上がる」と上げ相場を強調します。しかし、弱気派は「1〜2月の相場が安い年は、年間でも安くなりやすい」と正反対の見方をしております。
勿論、当社は前者です。
「為替相場を円安に誘導し、株価を上昇させて景気回復の起爆剤にする」というのが安倍政権の国策中の国策です。
これまで世界的な株高を支えてきた米FRB(連邦準備制度理事会)の量的金融緩和が縮小を発表する中、次なる世界のマネーの供給源となるのは異次元の金融緩和を続ける日本に他なりません。
実際、日銀をはじめ当局はデフレ脱却に向け積極姿勢を見せており、特に今後は米国の金融緩和がこの1月から縮小されたのに伴い、現在は銀行に滞留している資金を市中に流すような動きになっています。
そうなると、今度は世界の株式市場などに日本の緩和マネーが流入し、日本を起点とした世界的な景気の好循環が始まります。
そして、日米金利差がさらに拡大すると、さらなる円安が進むのは必至です。これが経済の流れと云うもので、14年中に1ドル=110円台までいく可能性が高く、米国景気が本格回復するなら、1ドル=120円台もあり得ます。
即ち、円安→株高の流れに大きな変化はないでしょう。
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