「貯蓄から投資へ」と喧々囂々スタートした少額投資非課税制度(NISA=ニーサ)に早くも使い勝手の悪さが露呈してきています。
そのきっかけとなったのが、ニーサ口座で1番人気になっていた「武田薬品」や、「トヨタ」「みずほフィナンシャル」「三菱商事」など人気上位株の急落です。
1年間に100万円までしか利用できず、さらに売却分の枠を再び利用できないことから、高値でこれらの銘柄を買ったのに、投資家はコストを下げるためのナンピン買いができず、売却して他の銘柄に乗り換えることもできないのです。
貯蓄から投資を掲げる以上、個人投資家の利便性を向上させる制度でなくてはならないのに、逆にナンピン買いや見切りのチャンスすら奪う結果になっているのです。
去る3月26日のこのコーナーでもお話をしたように「郵便局で配当を受け取ると課税」されることなども含め、不条理な制度は個人投資家のために一刻も早く改善処置を講じるべきでしょう。
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