電気自動車(EV)ではガソリンなどを燃やして動力を生み出すエンジン車とは技術的に大きな違いがあります。
EVでは、1回の充電で走れる距離が競争力を大きく左右します。限られたエネルギーで効率的に車を動かすため、モーターの動きを細かく制御するインバーターなどの性能が重要になります。
新技術として期待されるのが“全固体電池”です。全固体電池とは、その名の通り、すべてが固体で作られた電池のことです。
従来の電池には、バッテリー液が入っていることは誰でも知っていますが、例えば、乾電池でもボタン電池でも、或いはスマホや現在のEVの主流であるリチウムイオン電池にも液体が使われています。
しかし、この液体こそが電池の性能を高める上での障害になっていました。実例を挙げれば、電池に充電する際、大きな電流を流すとバッテリーは発熱します。最悪の場合は、バッテリーが爆発する危険もあるので、数分と云ったレベルの急速充電は絶対に不可能でした。
一方、全固体電池は液体がいっさい使われていないので、発熱しても安定しており、安全なだけでなく、非常に高い性能を発揮します。EVの航続距離が2〜3倍になり、充電時間はわずか数分です。
さらに、リチウムイオン電池が嫌うマイナス30度や100度といった極端な低温・高温でも優れた性能を発揮し、さらに高い耐久性も備えていると云います。
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