一株あたりの税引き利益に対して株価が何倍まで買われているかを示し、株価が割高か、割安かを測る指標が「PER」です。
11月10日の終値2万2681円から計算した日経平均採用銘柄の予想PERは15.0倍でした。日経平均は9月末に比べて11%ほど上昇しましたが、PERは15倍前後でほとんど変化がありません。
何故なのかお分かりですか? それは、企業業績の上方修正が相次ぎ、株価算出のもう一つの基準である1株利益の水準が高まったからなのです。
しかしながら1株利益の上振れには一定の限界があります。日経平均が3万円を目指すには、もう皆様もお分かりのようにPERの上昇が重要なポイントになります。
その決め球となるのが「デフレ脱却」です。まだ、実感はありませんが、企業や人がモノへの投資を増やしており、デフレ脱却の兆しが見え始めたとの判断もできます。
すなわち、PERの上昇を背景にした株高の未来図がはっきりと浮かび上がってきています。
日本株のPERはバブル期に50倍を超えました。持ち合い株と株・不動産の含み益を根拠にした異常な水準でした。
一方、デフレ懸念がPERを押し下げる時代も終わりを迎えています。将来の利益成長を織り込んで株価が上昇に向かうPER新時代の到来がすぐそこまで近づいているのです。
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