11月10日は何の日かご存知ですか?
三つ並ぶ1を電柱と解釈し、それが0となる→「無電柱化の日」でした。
東京都では今年の6月14日に無電柱化推進条例が成立し、この9月1日から施行されています。都道府県レベルでの制定は初めてですが、観光立国を目指している以上、むしろ遅すぎた感はあります。
我が日本に電柱が異常に多いことは昔から云われていますが、全国で無電柱化された道路の比率は1%、東京23区でさえ8%にとどまっています。
海外と比べても、ロンドンやパリの無電柱化率は100%、ベルリンが99%、ニューヨーク83%、シンガポール93%、香港100%、そしてソウル46%、北京34%となっており、日本国中が電柱に関する限り途上国状態と云えます。
電柱の問題は、美観を損なうだけではなく、狭い道路では交通事故の要因にもなります。加えて、大地震や大津波にも弱く、災害時にはインフラにも影響を及ぼします。
一方、地中化の最大のメリットは強い耐震性にあります。地中化は電線や電話線を地下溝内の配管に通す「共同溝方式」が主流で、防災や安全、快適な歩行スペースを確保する点からも地中化のニーズは高まっています。
最大の課題は巨額のコストです。共同溝設置は長さ1キロ当たり約5億6000万円掛かります。工費は国・自治体と電線管理の電力・通信業者が6対4で負担していますが、災害に強い街をつくるには必要不可欠な整備です。
無電柱化関連に注目!
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