最大震度7の地震が6日未明に北海道を襲いました。一時、道内のほぼ全世帯にあたる約295万戸が停電、電力や交通機関などインフラ機能がストップしました。管内全域の完全復旧には少なくとも1週間ほどかかる見通しです。
国内で震度7の観測は2016年の熊本地震以来で6回目であり、気象庁は「平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震」と命名しました。
停電になると、テレビなどを通じた情報収集が難しくなり、不安がさらに募ります。震災直後はパニック状態なのに、明かりがつかないことで余計に心細くなり、不安感が増すものです。
自宅が一部損壊したり、室内が歩けないほど散らかっていたりする場合は、余震による二次被害を避けるために早めに避難所に移動する必要があります。
その際には、ブレーカーを落としておくことが大切です。再通電した際、転倒などで破損した電気機器などにスイッチが入り、出火する恐れがあるからです。家に留まる際も、家電製品の電源プラグは抜くようにして下さい。
停電を伴う災害となれば、テレビもパソコンも使えずスマホが頼みの綱となります。ですが、バッテリーの寿命は昔の携帯電話よりかなり短いのです。
長持ちさせるためには、画面の明るさを抑えて下さい。機種によっては、「非常用節電モード」「緊急時長持ちモード」「低電力モード」などの呼び名で、こうした設定を一括に行えるものがあります。
しかし、バッテリーの持ちには限界があり、普段からの対策が大切です。特に最近は、懐中電灯やラジオ、スマホの充電機能を兼ね備えた手回しの多機能発電機も販売されています。ソーラーパネルタイプの蓄電池もあります。
また、家の中には壁のコンセントに差しておけば、停電時に自動点灯する足元灯を備え付けておくようにしましょう。取り外して懐中電灯代わりに使えるものもあり、停電になっても慌てずに済みます。
このほか、停電が長引く場合に備え、卓上コンロの用意があれば安心ですし、飲料や防災食などの備蓄など防災対策を心がけましょう。
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