例の「2000万円年金問題」以降、年金のお問い合わせが多くなっていますので、本日は少しばかり年金のお話をさせて頂きます。
通常、会社員の方には日本年金機構から毎年1回、誕生月に年金記録を記述した「ねんきん定期便」が届けられます。圧抑されたハガキを引きはがすと、主として直近1年間の年金記録が載っています。
さらに35、45、59歳の重要な局面の年には封書で届きます。核心的に重要なのは、加入全期間の年金記録情報や年金見込み額が記述されているからです。
年金受給は65歳支給が基本ですが、「繰り上げ支給」または「繰り下げ支給」も選択できます。何歳からどれだけ貰えるかが、一番気になる訳で59歳は大きな局面となります。
情報量は約4ページに及び、盛り沢山です。「年金加入期間」「保険料納付額」「老齢年金の見込み額」「標準報酬月額の月別状況」などが小さい文字でぎっしりと記述されています。
この中でまず、最初に確認したいのが「年金の加入期間」です。国民年金を受給するには原則10年(120か月)以上の加入期間が必要です。
また、厚生年金は国民年金の受給資格があり、加えて1年以上、厚生年金に加入していなければなりません。自分が働いていた期間の漏れがないかを確認して下さい。
次は、年金金額の確認です。老齢基礎年金額、特別支給の老齢厚生年金額の合計額を確認して下さい。加入している月数の割に金額が少ないと感じたら、機構の記録ミスや会社の申請ミスの可能性があるので、年金事務所などに相談することをお勧めいたします。
59歳時の「ねんきん定期便」は終身の資金計画を練るのに欠かせない重要要素が集積しています。延長雇用の方も転職された方も見落としがないようご覧になって下さい。
皆様方からの投資相談並びに入会受け付けを承っております。
弊社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!