過去8回のオリンピック(1988年のソウル大会から2016年のリオデジャネイロ大会)と開催国の株価の因果関係を調べたところ、大会前よりも大会後の方が、株価が上がっていることが多いことが分かりました。
まず、大会までの1年間を調べると、8回中5回は株価が上がっており、下がったのは3回でした。
また、大会後1年は2000年のシドニー以外の7回は株価が上がっており、直近のリオデジャネイロ五輪前後のブラジルの株価は、開催前は15%の上昇でしたが、開催後には何と18%も上昇しています。
東京五輪後の反動安を心配する向きが一部ありましたが、特に日本の場合は五輪後もリニア新幹線、大阪万博など景気を刺激する公共事業が相次ぎます。
一般に夏季五輪はインフラ整備や大会施設の事前準備で開催前に需要が奮い起され、開催後は反動が出やすいとされていましたが、これで不要な心配であることが分かりました。
前回のリオ五輪を見ても、五輪のために準備されたインフラや大会施設が民間利用され、二次的効果を呼び込んだのでしょう。人手不足を背景に日本の景気はまだまだ続くことになりそうです。
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