皆様方もご存知の通り、2024年に新紙幣が発行されます。1万円札の肖像は福沢諭吉から、日本資本主義の父と呼ばれる「渋沢栄一」に改められます。
渋沢栄一は明治六年、日本初の銀行である第一国立銀行を設立した際、『第一国立銀行株主募集布告』の中で、「銀行は大きな河のようなものだ。銀行に集まってこない金は、溝に溜まっている水やポタポタ垂れている滴と変わらない。〈中略〉折角人を利し国を富ませる能力があっても、その効果はあらわれない。」と書きつづりました。
すなわち、個々人が私蔵するタンス預金は捨て金のようなもので、生きたお金にはならないとの指摘です。
家計に眠る現金「タンス預金」は、日銀の超低金利政策もあり、じんわりと増え続けています。紙幣の流通残高100兆円に対して50兆円と想定されています。
2024年の新紙幣発行はそのお金をあぶり出し、消費や投資を活性化させる狙いもあると見られています。
新紙幣になっても旧紙幣は勿論、使用可能ですが、駅の券売機や自動販売機、アミューズメント施設の両替機などが改修され、古い紙幣は投入してもはじかれるようになり、使い勝手は悪くなります。
前回の紙幣刷新は02年8月に発表され、04年11月に新紙幣が発行されましたが、発行時にタンス預金が1年前に比べて3%減りました。
5年後の2024年にはタンス預金は70兆円と予想されており、その3%があぶり出されるとすると、2兆1000億円のお金が世の中に出回ることになります。
しかし、金利は0.01%の超低金利水準の銀行預金に移行するとは思えません。弊社では、安倍政権が呼び掛けている“株式投資による資産形成”にタンス預金の多くが向かうと予想しています。
皆様方からの投資相談並びに入会受け付けを承っております。
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