先日、昼休みに事務所近くを散歩していたら、大手銀行の「ATM店舗廃合のお知らせ」が目に留まりました。
一昔前は、有人店舗の廃合が多かったのですが、とうとう無人のATMまできたか、という思いです。
大手銀行の株価は長らく低迷、ゼロ金利の長期化で銀行の利ザヤは低下し、コスト削減が銀行の最重要課題となっています。店舗の賃借料は勿論、ATMの維持管理費・窓口行員の削減など、経費節約が進められています。
今、政府は成長戦略の一環として、「キャッシュレス社会」を公示し、世界から遅れをとったQRコードなどスマホ決済の浸透に力を入れています。
今の若者は、スマホ一つで入出金や振り込みをするので、実際に銀行店舗に足を運ばず、インターネットバンギングを利用する方が多いようです。時間を節約できる上、振込手数料など各種手数料も無料だったり、低料金を設定しているからです。
将来的には、コンビニ・スーパーや駅構内、空港などのATM台数は徐々に少なくなり、それに助勢してスマホバンキングが増加する方向です。
銀行に限らず、証券界でも経営合理化のためキャッシュレスに先駆け、株券電子化を進め、証券会社の口座で電子的に管理されています。加えて、インターネットの通信高速化で、営業店舗の必要性が無いインターネット証券が台頭、証券マンとやりとりする光景はあまり見なくなりました。
銀行界も証券界と同じ軌跡を進むことになるでしょう。
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