ヘレン・ケラーが一番初めに覚えた言葉は「水」であると、小学生のときに学習しました。目、耳、口の自由を2歳のときに失った人は、目で見たり、耳で聞いたりして言葉を覚えることは出来ません。
家庭教師のサリバン先生はヘレンの左手に井戸水をかけて、右の手のひらに「W・A・T・E・R」と書きました。それが、自分の手を流れる冷たい何か、の名前であると解釈したのです。
その後の『ヘレン・ケラー自伝』の文脈に「水が魂を目覚めさせ、光と望みをもたらし、自由にしてくれました」と、著述してあります。
「光と望み」としての水ですが、近年、世界の水ビジネスの実態や展望について、説明会やレクチャーが盛んに行われています。ここで各国の研究者や知識人などが特に注目しているのが「再利用」と「海水淡水化」です。
世界における水ビジネスの市場規模は、2015年の84兆円から2025年には125兆円に成長すると見込まれています。
そのうち約85%は上水道供給が占めていますが、長年、国や自治体が中心となっていた水インフラ整備の事業を民間企業に委託する案件が増加しています。
日本企業は、キーデバイスである濾過膜やプラント建設、さらに水を磨く三次処理や漏水防止、下水道汚泥の資源化や海水淡水化など、世界各国の企業と比べて技術的に優位な状況にあります。
蛇口をひねれば安全な水がいくらでも出る日本にいると、なかなか気づきませんが、日本の水処理技術は今後、世界中で必要とされてくることは間違いないでしょう。
日本の水処理関連メーカーに注目!
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