昨日マスコミ報道についての持論を展開いたしましたが、その中で日本のマスコミは危機煽り方の報道が多く、真実を伝えないのではありませんが、視聴率、販売部数優先で報道内容に優先順位をつけていると申し上げましたら、早速、弊社のマスコミ関係のお客様からお叱りを受けました。
そのお客様は現在も現場を取材し記事にする、第一線のジャーナリストです。そのお客様曰く、「現場取材は一切の偏りを持たず、事実を正確に取材し、一切の忖度をせず、ニュートラルに的確に伝えている」と申され、そこに煽りだとか優先順位などという忖度はありませんと、はっきり断言されておりました。
ただ、取材内容を最終的にどのような順番で記事にして行くかの最終判断、責任者は局長クラスだそうです。弊社お客様を含め、第一線の現場記者の名誉のために付け加えさせていただきます。
そのマスコミ報道に昨日微妙な変化を感じました。危機を煽られている(ような)報道が多い中、ワクチンが一日10万、20万本ではなく、既に1日2000万本入っているということ、更に昨年夏からワクチン入手に動いていた欧米も、当初接種し始めたころは、いま日本で起きている現場の混乱と同じことが起きておりました、との報道です。
これまでは1日の感染者が何人増えた、ワクチン接種が全く遅れている、政府は何をもたもたしているんだ、などのネガティブな報道ばかりで、全く前向きになれない報道ばかりと思っておりましたが、久しぶりに明るい気持ちになれたのは筆者ばかりではないと思います。
それを受けてか、昨日の日経平均は一昨日の下げ分を一気に埋めましたが、思い起こせば、「不安の崖を登っている」米国市場に、2、3カ月遅れて動いているのが東京市場です。
最近の日経平均の下落から下値を煽る記事も目にしますが、未だオリパラの懸念はあるものの、首都圏の感染者は先週がピークアウト感、地方都市も今週がピークアウトかと思われること、ワクチン接種率は必ず上がることからも、そろそろ下値は見えてきたのではないでしょうか。
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