東京市場は相変わらず方向感のない展開が続いております。新型コロナウィルスの感染拡大が再び懸念材料となっており、当欄でも申し上げましたが、東京、大阪の首都圏は感染拡大スピードにピークアウト感が出つつありますが、ゴールデンウイークの人出から現在地方都市が爆発しております。
北海道、沖縄は言うに及ばず、京都、愛知、岐阜、愛媛、愛知、など主要都市はほとんど網羅されております。この主要都市のピークアウト感がどこで出るか、それともう一つの懸念材料のオリパラの実施の目処がどこで具体化するか、この二点ですね。
一般にワクチン接種の遅れが多く言われておりますが、既に接種体制は一歩一歩整いつつあります。今まで経験したことの無い問題に遭遇している訳ですから、欧米が当初そうであったように、トラブルが起きればその都度解決していけばよい訳で、日本人はその叡智をしっかり持っている国民です。
相場展開では、先々週外人投資家が久しぶりに売り越しました。ただこの週はSQの週で、日本国内の感染状況、ワクチン接種の遅れなどは今始まった訳ではありませんし、それに失望して売ったというよりも、日銀が動いていないことを前提にヘッジファンドによる売りポジションが大きかったことに起因しているようです。
ヘッジファンドは今年ロビンフッターといい、アルケゴスといい、運用成績が芳しくありません。決算発表が終わり、外人投資家、国内機関投資家の太い資金がまだ動いていないところで、SQに絡め売りポジションをため込み、小掬い狙いをするのは彼らの常套手段です。
そんな中で、先週久々に東証マザーズが4日連騰し、週足ベースでも大陽線を示現してまいりました。弊社でも使う指標としてMACD、ストキャス、RSI、RCI、等がシグナルを発しつつあります。今週以降注目すべきところであります。
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