自国の領土内で通貨を発行するのは、その国が保有する権利です。
19世紀から20世紀にかけて、国家は通貨を国内に供給することで国の体制を維持してきました。
それがユーロ危機の緊迫で、他の通貨も不安視され始めてきております。以前、このコーナーでも何度かお話をさせていただいておりますが、ドルにしても安全とは云えず、米国がドルを捨てて、新たな通貨「アメロ」を発行するという仰天情報が飛び交ったこともありました。
近代社会におけるグローバル化で、おカネはアッと云う間に世界中を駆け巡るようになり、金利の安い円で資金調達し、金利の高いドルで運用するキャリートレードは世界中を荒らしまわっております。
金利や為替のリスクをなくすには、通貨の共通化が考えられますが、ユーロでも分かったように共通通貨は安定させるのが極めて難しいと云えます。
6月7日のこのコーナーで「ドラクマゲドン」なる造語を紹介しましたが、新たに生まれた造語でギリシャのユーロ離脱のことを「グレグジット」と云うそうです。
英語でギリシャを意味する単語と退去を意味する単語を組み合わせてできたそうです。その「グレグジット」が起きるのか起きないのか、その行方を占う再選挙まで、あと3日です。
しかし、「留」にしても、「離」にしても、その方向性は示されますので、相場にはプラスになるでしょう。
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