よく外資系ファンドは、「つかみどころがない」と云われますが、その動きを知る手掛かりはあります。
それは、相場が始まる前に公表される「外資系注文状況」(寄り付き前)で、非公式ながら、ネット証券のサイトなどで見ることができます。
個人投資家にとっては、その日の売買動向を知る上で、参考になる数値ですので、必ずチュックしておくべきでしょう。
あくまでも寄り付き前の注文ですが、7月は1日から25日までずっと「買い越し」の状況でした。しかし、月末になって流れが一変しました。
26日、29日、30日は800万株ほどから数十万株の「売り越し」に転じていたのです。その結果、26日、29日と連日の大幅安となりました。
今年に入ってから、海外勢は約9兆3000億円の買い越しとなっておりますが、小泉郵政改革の時には10兆円を超えたこともあり、それに匹敵する資金流入が続いているのです。
しかし、彼らの動向は意外に単純な一面もあります。
それは、外資系ファンドは売り時を決めてから、日本市場に参入するケースが殆どなのです。投資スタンスは明確で、個人投資家は海外勢の売買動向を掴めば、“恐るるに足らず”です。
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