東京大学の河岡教授らは先日、中国で死者が出た鳥インフルエンザウイルスのH7N9型の危険性を探るため、ウイルスの遺伝子を操作する実験を始めることを明らかにしました。
H7N9型ウイルスは中国で発生し、130人を超す感染者が確認され、うち43人が死亡しました。現在はほぼ収束しておりますが、冬に向かって再び大流行する可能性が懸念されております。
これまでの研究では、H7N9型ウイルスは、遺伝子が変異して人間の体内で増殖しやすいタイプになったことが分かっています。
河岡教授によると、遺伝子を操作したウイルスを意図的に作り、哺乳類に感染しやすくなったり、抗ウイルス薬が効かなくなったりする遺伝子の変異などを突き止めれば、ワクチンの実用化につながります。
遺伝子を操作したウイルスを使うため、実験に先立ち研究施設の安全性の確認などを徹底するとしてます。
ワクチンの開発は日々進歩しております。
数年前まではタミフルとイレンザが独占していた市場ですが、今年から新加入の日本の薬品メーカーもあり、関連企業に注目です。
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