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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

養殖事業関連銘柄に注目

 

ウナギの価格高騰が伝えられておりますが、ウナギの量産化に向けた取り組みが、三重県の(独)水産総合研究センターの研究所で進められております。
 
卵から成魚まで育てた上で産卵・孵化させ、稚魚を養殖場の中で作り出す「完全養殖」です。通常の養殖は天然の稚魚から育てますが、完全養殖ならば、安定的な量を生産することができます。
 
同センターは2010年、ウナギの完全養殖に初めて成功しましたが、政府は6月にまとめた「化学技術イノベーション総合戦略」で、この技術を2020年をメドに実用化する目標を掲げました。
 
すしネタとして人気の高い高級食材「クロマグロ」も、ウナギと同様に、資源枯渇が懸念されております。高級魚の獲得量は世界的に減少している中、世界の人口は70億人を突破し、魚を食べる習慣のなかった人たちも魚を食べるようになったのです。
 
水産総合研究センターは6月、長崎市で陸上水槽2基に生後2年のクロマグロを入れ、2年後に採卵して育てる完全養殖を始めました。「海のいけす」での完全養殖は、海水温や天候によって採卵数が大きく影響を受けるため、陸上水槽で人工的な四季を再現して安定的な産卵環境を作り出します。
 
高い技術を持つ日本の養殖ビジネスは、「21世紀の成長産業」の一つと位置付けることができ、稚魚から育てる養殖から、今後は卵から育てる「完全養殖」の時代となりつつあるのです。
 
水産資源の確保はますます難しい時代になると見られており、養殖事業関連銘柄に注目です。
当社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!