例の「保育園落ちた日本死ね」―確かに乱暴なブログで、品のかけらもありません。しかし、同じ立場の主婦層らを中心に共感を呼び、国を動かしました。
もう少し、丁寧な言葉で発言してみることにしましょう。
「何なのですか日本。一億総活躍社会ではないのですか。昨日見事に保育園を落ちました。どうすれば良いのですか?私活躍できません。」
原文の「何なんだよ日本…活躍出来ねーじゃねーか」に比べると、どうも何かインパクトが足りません。怒りか、失望感か、丁寧な物言いだけをしていたら、はたして国は動いたでしょうか。
厚生労働省が先週、待機児童の解消に向け、緊急対策を発表しました。小規模保育所の定員を増やしたり、2歳までとしていた制限を3歳に引き上げたり、規制緩和策を中心としたものです。
アベノミクス第2ステージでは経済政策として「一億総活躍社会」を柱として掲げています。同時に「新三本の矢」では「GDP600兆円」「希望出生率1.8」「介護離職ゼロ」を目標とすると発表。
これらに共通するのが育児・介護となります。つまり、第二次安倍内閣、そしてアベノミクス第2ステージでは育児と介護が最も重要視されているのです。
少子化高齢化に歯止めがかからず日本経済の将来が不安視される中、安心して育児、子育てを行える環境を整えることは急務です。「一億総活躍社会」では50年後も人口1億人維持を掲げています。
7月の参議院選挙では、待機児童解消の政策が争点なる可能性もありそうです。
待機児童解消関連銘柄、育児・介護関連銘柄は当然、注目となります。
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